Program学習

インフラエンジニアがプログラミングスキルを最短で習得するための3つのポイント

Program学習

インフラエンジニアの方でプログラミングを習得したいな、と思われている方は多いのではないでしょうか。

ただ、いざ気合を入れてプログラム習得!と思ってもどこから手をつければいいかわからないまま挫折・・・なんてことは多いはずです。

そこで、インフラエンジニアが習得しやすいプログラム言語、およびプログラミングを習得するために必要な3つのポイントについて説明します。

あわせて、インフラエンジニアにプログラミングスキルが必要になっている背景についても説明していきます。

今後、プログラミングができるインフラエンジニアのニーズが確実に高まります。
逆をいうとプログラミングができないインフラエンジニアは必要とされなくなります。プログラミングができるインフラエンジニアは「フルスタックエンジニア」とも呼ばれます。

プログラミングスキルを習得してフルスタックエンジニアとしてこれからの時代を勝ち抜きましょう。

インフラエンジニアにプログラミングスキルが必要な背景

なぜインフラエンジニアにプログラミングスキルが必要なのか?

私の周りでもプログラミングができないインフラエンジニアの方はたくさんいます。インフラエンジニアの主な業務は、ネットワーク設計、サーバー設計、構築、運用、保守などになるためプログラミングスキルがなくても問題ないからです。

ただし、今後はプログラミングができるインフラエンジニアの需要は確実に高まります。なぜならば「Infrastructure as Code」に対応する必要があるからです。

「Infrastructure as Code」って?

ITインフラの分野では近年「Infrastructure as Code」という概念が定着してきています。

Infrastructure as Codeというのは、これまでインフラエンジニアが手作業で行っていたネットワーク機器やサーバーの構築手順をコード化して定義をすることで「誰でも・いつでも・簡単に」インフラエンジニアが行っていた作業ができるようになります。

要はインフラエンジニアがこれまで手動で実施してきた作業の大半が自動化されて排除されてしまうということです。

そうなると結果的にインフラエンジニアの全体数が今後は少なくなります。

つまり、プログラミングができるインフラエンジニアだけが生き残り、プログラミングができないインフラエンジニアは淘汰されていくということが想像できます。

実際に私の職場でもAnsibleを利用した「Infrastructure as Code」によってCiscoスイッチの初期セットアップや設定変更VMware仮想マシン展開およびOS初期セットアップの自動化などを行なっており、プログラミングができる人とできない人の格差が出てきています。

インフラエンジニアが習得しやすいプログラム言語

どのプログラム言語を習得すればいいの?

プログラミングといっても多くの言語がありますが「インフラエンジニアの業務」を効率化しやすい言語から取り掛かるのがおすすめです。それであれば業務時間中に業務としてプログラミング学習ができますし、会社にも貢献できるので一挙両得ですよね。

2020年の時点では私が思うインフラエンジニアが習得しやすいプログラム言語は以下です。

  • Linux系の業務が多い場合 → Python
  • Windows系の業務が多い場合 → PowerShell

Pythonは機械学習で近年有名になっていますが、Pythonにはインフラ業務に関わる色々なライブラリも提供されているため、定型業務の自動化などのインフラエンジニアの業務効率化にも活用することができます。またAnsibleでも利用されているため習得したら今後長くInfrastructure as Codeの第一線で活躍できるように慣れます。

PowershellのWindowsServerにデフォルトでインストールされており、ファイル操作だけではなく、ActiveDirectoryやSQLなどの処理も一通りできる非常に便利なプログラム言語です。ADなどに対しての自動処理をしたい場合はPowershell一択でしょう。

また、PythonやPowershellはいわゆるスクリプト言語と言われるもので、比較的分かりやすいため習得までの時間が短いこともオススメする理由の一つです。

インフラエンジニアが最短でプログラミングを習得するための3つのポイント

【ポイント①】一つのプログラム言語だけをひらすら学習する

昔はプログラミングといえば「C言語」や「Java」から始める、ということが多かったのですが、プログラミング初心者がゼロから習得するには難易度が高く途中で頓挫することが多いです。(大学時代の私もその一人でした)

スクリプト系の言語であるPythonやPowershellはプログラミング初心者でも学習しやすい言語です。まずは一つの言語だけをひたすら学習して習得しましょう。

プログラミングを学習している中で壁にぶちあたって頓挫、分からないので他の言語を試して・・・ということを繰り返す方がいますが間違いなく失敗します。

プログラミング学習ではどんな言語でもかならず壁にぶち当たります。言語を変更しても同じです。まずは1つのプログラム言語を根気強く習得することが重要なのです!

【ポイント②】とにかくアウトプットしながら進める

プログラミングを学習したての初期の頃は試行錯誤の連続で挫折しやすいです。私も大学の授業でC言語を学習してましたが、いきなりメモリ管理やポインタとかの座学とかで回り道が多くて初めのほうは全く楽しくありませんでした。

ではどうすれば楽しくなるのか?

それはアウトプットをしながら学習を進めることです。いきなり大きなプログラムでのアウトプットを求めてはいけません。まずはコツコツと1つのプログラムで1つのアウトプットをたくさん作っていくことで理解が深まっていきます。

例えば「CSVを読み込んでSQLデータベースにインポートする」場合は以下のように細かく区切って進めます。
 ①CSVを読み込む
 ②SQLに接続する
 ③CSVのデータからインポート用のインポート用のSQLクエリを作成する
 ④SQLを実行してインポートする

自分や周りで繰り返し行なっている業務などはありませんか?まずは業務を整理しつつ、少しずつ効率化できることを見つけることが大事です。

どんな小さな業務でも自分の力で自動化するのが重要です。そうやって自動化するためのコツなどがわかって来るはずです。

【ポイント③】無料のオンライン学習サイトを活用する

昔はプログラミングスクールが最短でのプログラミング習得方法だったと思います。ただし、多額の費用がかかりますし、学校に行かないといけないため、スケジュールが合わせるのが大変でなかなか踏み切れない方も多くいたはずです。
今は「オンライン学習サイト」や自宅で受講できる「オンラインスクール」も多くあり、プログラミングスキルの習得を効果的に行うことができるコンテンツが多くあります。これを活用しない手はないでしょう。

最短での習得を目指すのであればオンラインスクールを利用するのがベストです。

費用はかかりますが、ダラダラと独学で頑張るよりはプロに教えてもらって短期間でサクッと覚えた方がコスパがいいです。プログラムのセンスにもよりますが、頑張って集中してすれば1年くらいでフリーランスサイトでも簡単な仕事がこなせるくらいのスキルになります。

プログラミングスクールに通えば1、2ヶ月でフリーランスになれる、という方もいますが、私は無理だと思います。

プログラミングはそんな簡単に習得できるものではありませんし、プログラミング言語は覚えただけでは無意味です。プログラム言語を使ってWEBシステムとかの「形」にする必要があります。それを考えると最低でも1年程度はかかるでしょう。

Progate(プロゲート)で基礎を習得


私のオススメはまず最初に無料で利用できるオンライン学習サイトの「Progate(プロゲート)」を利用してPythonの基礎を習得後、オンラインスクールを受講することです。

Progate(プロゲート) | Learn to code, learn to be creative.
Progateはオンラインでプログラミングを学べるサービスです。プログラミングを学んでWEBアプリケーションを作ろう。

Progateはオンラインでプログラミングが学べるサービスで、無料で利用できるPythonの基礎コースがあります。このコースでは基礎レベルである変数や演算子、if文などを一から丁寧に習得しながら進めることができるので、Python初心者には十分すぎる内容となっており、一通りコースを受講するとPythonの基礎は習得できます。また、ブラウザ上でコードを書きながら進めることができるため環境構築することなくプログラミング学習ができます。

オンラインスクール(CodeCamp)で実践スキルを習得

私がオススメするPythonのオンラインスクールはCodeCampです。Pythonに関連するコースがあるオンラインスクールはたくさんありますが、ほとんどがAIや機械学習に特化したものが多く、インフラエンジニアの業務とは少しかけ離れている気がします。
その点CodeCampは基礎からできる業務効率化のレッスンなどが含まれているためインフラ業務いも十分生かせる内容となってます。
ただ、いきなりお金を払ってオンラインレッスンを受講するのは不安ですよね。その点、CodeCampでは無料の体験レッスンを受けることができますので安心です。

プログラミングのオンラインスクールCodeCamp

重要なのはまず行動することです。行動しないままでは何の成果も生まれません!

【まとめ】プログラミングを実際の業務で活用してみよう

Pythonのスキルが習得できたら、実際の現場でPythonを活用して効率化を導入して行きましょう。繰り返しですが手を動かしながら継続してアウトプットするのが重要です。
スキルが手に入ると視野も広がります。転職などの選択肢なども出てくるはずです。
プログラミングスキルの習得は容易ではありませんが、壁を乗り越えることで視野が広がり新たな世界が切り開けます。

以上となります。

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