Seleniumは、Webブラウザをプログラムで操作するための強力なツールです。本記事では、Seleniumのインストールから基本的な操作方法までを解説します。
1. Seleniumのインストール
まずはSeleniumをインストールします。
pip install selenium
次に、Chromeブラウザを自動操作するために必要なChromeDriverをダウンロードし、パスを通します。

2. Pythonでブラウザを開く
以下のコードでChromeブラウザを起動し、指定したURLにアクセスできます。
from selenium import webdriver
# Chromeブラウザを開く
driver = webdriver.Chrome()
driver.get("https://example.com")
もし、ChromeDriverのパスが認識されていないとエラーになります。その場合はパスを指定してください。
from selenium import webdriver
from selenium.webdriver.chrome.service import Service
CHROME_DRIVER_PATH = "C:/path/to/chromedriver.exe" # 実際のパスに変更
service = Service(CHROME_DRIVER_PATH)
driver = webdriver.Chrome(service=service)
driver.get("https://example.com")
補足
ChromeDriverの自動検出:
- Selenium 4.6.0以降では、
webdriver.Chrome()
を実行すると、Selenium Managerが適切なChromeDriverを自動でダウンロード・管理します。そのため、明示的にパスを指定しなくても動作する場合があります。
環境変数の設定:
- ChromeDriverのパスをシステムの環境変数
PATH
に追加することで、コード内でパスを指定せずにwebdriver.Chrome()
を使用できます。具体的には、ChromeDriverを以下のディレクトリに配置すると、自動的に認識されることがあります。- Windows:
C:\Program Files\Google\Chrome\Application
- Linux/macOS:
/usr/local/bin/
や/usr/bin/
- Windows:
次回は、Webフォームの自動入力について解説します。
今回は以上です。
コメント