最近、以前に作成していたツールを使っていただいている方から問い合わせがあって調べたのでメモしておきます。
ちなみに、Seleniumでの自動操作についてはあくまで自己責任でお願いします。
エラーの現象
Selenium経由でGoogleへログオンしようとすると、「このブラウザまたはアプリは安全でない可能性があります。」というエラーが出てログオンできない状態でした。
エラーの原因
ちょっと調べたところ、以下の記事が概要しそうです。
「人の手ではなくソフトウェアで自動的に操作されている」というのはまさしくSeleniumの事を指すので、これが検知されていると思われます。
以前はできていたはずですが、Google側の仕様変更によって変わってしまったようです。
どうも、ChromeだけでなくFirefoxでもSeleniumを使っていると弾かれるみたいです。
対応
今回はとあるサイトにログオンする際の認証としてGoogleを使っていました。
Selenium経由ではなく手動でChromeを立ち上げて認証を行った場合には、上記のエラーはでずにGoogle認証もクリアできました。
そこで、ログオンに成功したChromeのプロファイルをSeleniumで指定しているプロファイルに上書きします。
ちなみにselenium側では以下の様にプロファイル名を指定しています。
options.add_argument('--user-data-dir=UserProfile')
まずはログオン成功したChromeのプロファイルがどこにあるか確認します。
Chromeに「chrome://version」と入力するとProfile Pathが確認できます。
そうしたらフォルダへ移動してデータをコピーしますが、ここで注意です。DefaultではなくUser Dataのフォルダへ移動してその階層にあるデータをコピーしてください。
データのコピーが終わったらSelenium経由で操作を試してみてください。ログオンが成功した状態で操作できるようになっているはずです。
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