無線LANを複数のPCへ展開する際に、利用できるバッチファイルを作成しました。
バッチファイルをクリックするだけで、パスワードなどの入力もなして無線LAN設定する事ができるため、パスワード間違えなども防止できます。
また、このバッチファイルをグループポリシー経由でPCに仕込むことで完全に自動で任意の無線LAN設定することが可能です。定期的にSSIDのパスワード変更も楽にすることができます。
本記事の内容
1. 手動で無線LANプロファイルを追加
まずは配布したい無線LANプロファイルを手動で追加します。
普通にパスワード入力してSSIDに接続してください。
2. プロファイルをExportする
次に↑で作成された無線LANプロファイルをExportします。
まずは1で作成した無線LANプロファイルが存在するかを確認したら、
> netsh wlan show profiles
フォルダ(今回はC:\WifiProfileですが、どこでも可)にExportします。
> netsh wlan export profile name="<無線プロファイル名>" folder="C:\WifiProfile"
3. 共有フォルダなどにExportしたプロファイルを保存
バッチファイルからアクセスできる場所に、Exportしたプロファイル(XMLファイルとフォルダ)を保存します。
今回は「\fsv\wlan\profile.xml」を想定しています。
4. バッチファイル作成①
以下のようなバッチファイルを作成します。
@echo off
set wlan_profile="\\fsv\wlan\profile.xml"
netsh wlan add profile filename=%wlan_profile% > nul 2>&1
netsh wlan set profileparameter name="<無線プロファイル名>" keymaterial=<パスワード> connectionmode=auto > nul 2>&1
5. バッチファイル作成②改良版
①のスクリプトでは実行するたびに上書きで設定がされます。
グループポリシーなどで毎日展開している場合だと、上書き時に無線LAN接続が途切れてしまうことがあるので、無線LANがすでに設定されている場合にはスキップするようにしました。
netsh wlan show profiles
でプロファイル名を取得した後、文字列を切り取ってます(~-9%の部分)
プロファイル名の文字数などに合わせて調整してください。
@echo off
set wlan_profile="\\fsv\wlan\profile.xml"
for /f "useback1 delims=" %%A in (`netsh wlan show profiles ^| findstr <プロファイル名>) do set WLAN=%%A
set PROFILE=%WLAN:~-9%
if %PROFILE% == <プロファイル名> (
REM echo "skip set wlan profile"
) else (
netsh wlan add profile filename=%wlan_profile% > nul 2>&1
netsh wlan set profileparameter name="<無線プロファイル名>" keymaterial=<パスワード> connectionmode=auto > nul 2>&1
)
今回は以上となります。
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